さて今回は臨床心理士って心読めるの?という質問についてお答えできればと思います。
その前に!みなさんは心理学にどういった種類があるかをご存知ですか?
「心理学」と一言で言っても、実は「〇〇心理学」というのはたくさん存在しているんです。
テレビでよく取り上げられるような犯罪心理学などは有名かもしれませんね。
今日はそんな心理学の種類について、お話をしていきたいと思います。
心理学はまず大きく分けると、「基礎心理学」と「応用心理学」という2つに分類されます。
基礎心理学というのは、心のメカニズムを理論的に研究・解明する学問で、
応用心理学というのは、基礎心理学をベースにして、様々な分野で活用できる心理学です。わかりやすく言えば「実践編」ということだと思います。
そしてさらに「基礎心理学」と「応用心理学」のそれぞれの中に
細かい分類があります。
すべてを説明していると長くなってしまうので、
気になる方は(その他)というタブをクリックしてみてくださいね。
<基礎心理学>
基礎心理学に含まれる心理学の種類はこちら!
その中には、発達心理学や社会心理学、発達心理学などが含まれます。
(その他)にもこちらなどがあります。
<応用心理学>
そして応用心理学の中には、
私たち臨床心理士が専門としている「臨床心理学」や
犯罪心理学、スポーツ心理学が含まれています。
先程もお話したように、実践!という感じですね。
それぞれの心理学の特色や日常に活かせそうな理論については
またブログ上でも取り上げていくので楽しみにしておいてください。
さて、たくさんの〇〇心理学があることがおわかりかと思いますが
誰一人として同じ人間はいないからこそ、ここまで色々な角度から細分化をしなければならないんですね。人の心は複雑で難しいものだと感じています。
そもそも「臨床心理学」というのは、私達人間の生活や社会、様々な出来事から生じる心の問題のメカニズムを解明し、実践的に解決法を考えるものなんです。
だからこそ、臨床心理学とは問題を解明することや解決することを目的としているため、「人の心を読む」ことがゴールではありません。
「この人はこういう背景があったのかもしれないな」
「こういう思考パターンがあるのかもしれないな」と想像する「見立て」ということを行いうことはありますが、それは「決めつけ」ではなく、あくまで方針をたてるための「想定」です。
なのでもし、臨床心理学を学んでて「私は人の心を読める」と断言している人がいたら、少し疑ってかかったほうがいいかもしれません。(あくまで一個人の感想です)
参考になれたら嬉しいです。