不登校・発達障害・いじめなど子どもに関する相談
不登校への有効な方法として、“家族療法”を行います。
ご家族の方だけでも相談をお受けします。
不登校児童生徒の数は、依然高止まりを示しています。ある相談所は、「不登校の原因は、◯◯が原因です」といい、また別の相談所では「不登校の原因は子ども時代の母子関係にあります」と言います。
多くの方はすでに薄々お気づきかもしれませんが、実のところ、不登校に原因はありません。
原因が全くないというよりは、「それぞれの不登校児童生徒には、複数の原因が複雑に絡み合っている」と言った方がいいかもしれません。
では、どうすればいいのでしょう?
MEDI心理カウンセリングでは、原因を特定しなくても普段不登校生活で生じている悪循環を、ご家族のご協力によって断ち切り、登校できる良い循環につなげていける「家族療法」を採用しています。
「家族療法」は、アメリカでも隆盛しているたいへん有効な心理療法です。
ご家族の全員がお越しにならなくても、ご来室可能な方を通して悪循環に変化をもたらします。
貴重な学生生活の期間は限られています。
早く悪循環を変えて豊かな生活をできるようにお手伝いいたします。
MEDI心理カウンセリングでは不登校、ひきこもりの方への有効な方法として家族療法を行います
家族療法とは、家族や周囲の方との関係をコミュニケーションの相互作用と考え、悪循環を起こしているコミュニケーションを変化させていきます。
良い循環を作るためにご家族のご協力が重要ですので、ご家族や周囲の方に助言やお願いなどをすることもございます。無茶な助言はいたしませんし、そのご家族に一番合っているものを話し合いながら考えます。
家族療法を行っているカウンセラーは日本ではまだ少なく、不登校・ひきこもりなどの当事者の方が来られなくても、行うことができる心理療法です。
家族全員でお越しいただく必要はありません。ご本人さんを無理に連れてくる必要もありません。
不登校やひきこもりの方のことでお困りの方はたくさんいらっしゃいます。
ただ相談する場所が少なかったり、方法が確立されていなかったりと、問題解決が難しいのが現状です。
MEDI心理カウンセリングでは、家族みんながきもちよく生活されることを応援しています。
ぜひ1度MEDI心理カウンセリングでご相談ください。
よくある事例
よくある事例1
ある家族の長女(13歳、中学1年生)が学校に行き渋り始めました。
お母さんが学校になぜ行かないのかを聞いても「学校にはもう行かない!」の一点張りです。
そう言われるとお母さんもいてもたってもいられなくなってケンカになってしまい、ますます「もう学校なんか行かない!」と長女は語気を強めます。
長女はお父さんとは比較的素直に話せているようですが、仕事で帰りが遅く朝は早いので、疲れているのもあって長女にあまり関われない。お母さんは気を遣って疲れているお父さんに相談も出来ません。家族みんながほとほと困ってしまっているようなケースです。
この場合、カウンセリングの中でお父さんとお母さんとセラピストが相談することで、お母さんの長女への言葉の使い方や関わり方が変わってケンカにならなくなり、お父さんも可能な範囲で長女に関わることで、長女の思いもだんだんと変わっていき、ある小さなきっかけで登校できるようになりました。
よくある事例2
ある家族の次男(16歳、高校2年生)が学校に行かなくなりました。
朝起きられなくなり、お母さんが布団から起こそうとしても起きられません。お父さんは手を貸してくれないし、体が大きいのもあってお母さん一人ではなかなか起こすことができません。
そんなことが続いている間に次男の生活は昼夜逆転して、ますます朝起きられなくなっていきました。
お母さんが特に困っているようなケースです。
この場合、カウンセリングにお父さんにも来てもらい、お母さんとお父さんとセラピストが相談することで、お父さんが朝次男に関わるようになり、朝起きられるようになったことから自然と登校が再開しました。
ひと口に「不登校」といっても千差万別で、ご家族や本人によってかなり異なります。
家族療法はご家族の力を借りながら、そういった問題の解決を目指して進めていく方法です。
(家族療法はその他の問題も扱っていますが、この事例では不登校にのみ焦点を当てています)